「ヒゲに脱毛クリームは使えるの?」「脱毛クリームでヒゲを永久に脱毛できるの?」そんな疑問を抱いているあなたへ。結論から申し上げますと、脱毛クリームに永久脱毛効果はありません。また、髭に使用する際はいくつか注意点もございます。今回は脱毛クリームの効果、適切な使用法について解説していきます。
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脱毛クリームとは?

脱毛クリームとは、ムダ毛を簡単に取り除くことを目的としたクリームで、除毛クリームとも呼ばれます。人の毛は主にケラチンというタンパク質で構成されています。
脱毛クリームは、毛のタンパク質を分解する成分を含んでおり、毛を溶かして除去する仕組みです。主な有効成分はチオグリコール酸カルシウムやチオグリコール酸ナトリウムで、これらが毛を構成するタンパク質の結合を切断することで、肌表面の毛を簡単に取り除くことができます。
脱毛クリームは塗るだけで毛がなくなるのは、含まれている除毛成分がタンパク質の結合を解き、毛の組織をばらばらにするためです。
また、剃るのとは違って、毛先が丸くなるので、チクチク感がなく、手触りの良い肌に仕上がります。
脱毛クリームの持続期間

除毛クリームを使用したら、その効果はどれくらい持続するのでしょうか?
結論から申し上げますと、脱毛クリームの効果はおおよそ3日から1週間程度です。また、毛の生えるスピードは部位によって異なります。
ムダ毛が目立ち始めるのは、おおよそ1~1.5㎝伸びた頃です。
一本的にヒゲは1日に約0.38mm伸びるのに対し、脇は約0.3mm、腕・足・デリケートゾーンは約0.2mm伸びると言われています。
これを考慮すると、脱毛クリームの効果が持続する期間は3日から1週間程度と言えるのです。
そのため、ツルツル肌をキープするためには、脱毛クリームの使用頻度を3日から1週間に1回程度に設定することが推奨されています。
永久脱毛効果

先ほども申し上げたように、脱毛クリームには永久脱毛効果はありません。これは、クリームが肌表面の毛を一時的に処理するだけで、毛根には影響を与えないからです。さらに、ほ
とんどの脱毛クリームはヒゲや顔には使用できないとされています。
使用前には必ず注意点をチェックし、適切な部位にのみ使用しましょう。そして、永久脱毛を目指す場合は、他の脱毛方法を検討しましょう。

ヒゲに脱毛クリームを使ってはいけない理由!3つの危険ポイントを徹底解説!

顔のヒゲに脱毛クリームを使ってはいけない理由は、主に以下の3つです。
肌トラブルを引き起こしやすい
脱毛クリームの強アルカリ性成分は、敏感な顔の肌に刺激を与え、乾燥やひりつき、かゆみ、発疹などの肌トラブルを引き起こしやすくなります。
目や口に入ると危険
脱毛クリームが目や口に入ると、失明や呼吸困難、胃腸障害などの健康被害を引き起こす可能性があります。顔やヒゲへの使用は避けることが重要です。
ヒゲに対して効果が低い
ヒゲは他の体毛に比べて太くて濃いため、除毛クリームの効果は低く、頻繁な使用が肌トラブルを引き起こしやすくなります。さらに、根本的な脱毛効果がないため、費用がかかり続けてしまいます。
これらの理由から、ヒゲに脱毛クリームを使用することはおすすめできないのです。
ヒゲを永久脱毛するにはどうすればよいか?

ヒゲの永久脱毛を実現するには、クリニックに通う必要があります。脱毛サロンは医療脱毛ではないため、永久脱毛効果はありません。もし、皆さんが永久脱毛効果を望むのであれば医療クリニックでの脱毛がおすすめです。
サロンではなくクリニックを選ぶ
私自身、脱毛サロンで光脱毛を試したことがありますが、一時的な髭の減少後、やがて元の状態に戻ってしまい結局クリニックへ通うことになりました。私の経験から無駄な時間とお金の浪費を避けるため、最初からクリニックを選ぶことを皆さんに強くお勧めします。
永久脱毛効果がある脱毛方法

脱毛には、施設で実施されるものや自宅で簡単にできるものなど、さまざまな種類があります。ここでは、将来的に髭を無くしたり、減らす効果がある脱毛方法に焦点を当てて説明します。あらかじめ言っておきますが、医療光脱毛、医療レーザー脱毛、医療ニードル脱毛の3つが長期的な効果が期待できる脱毛手法です。それぞれの特性が異なりますので、以下の説明を参考にして自分に適した方法を選んでください。
光脱毛
この脱毛方法では、メラニン色素に反応する光を肌に照射し、毛根にダメージを与えて毛が生えにくくなる仕組みです。医師の免許が不要なため、エステやサロンで広く利用されています。家庭用光脱毛器もこのカテゴリに含まれます。痛みは少ないですが、効果も弱く、実際には永久脱毛とは呼べません。そのため、深い毛根の髭脱毛には適していません。
メリット:一回ごとの費用が安い、痛みが少ない
デメリット:長期間継続する必要がある、中止すると再び毛が生えてくる
レーザー脱毛(医療用)
この方法では、メラニン色素に反応するレーザーを照射し、毛根を加熱して「毛生成に関わる細胞」を破壊します。仕組みは光脱毛とほぼ同じですが、出力が大きな違いです。光脱毛では広い波長の光を照射するのに対し、レーザー脱毛では特定の波長を集中的に照射し、深い毛根に届いて破壊します。痛みはあるものの、医療機関でしか施術できず、3つの中で最もコストパフォーマンスが高くおすすめです。
メリット:高い脱毛効果、短期間で脱毛が完了する
デメリット:痛みが強い、一回の値段が高い
ニードル脱毛
この脱毛法は、毛穴に針を差し込み、電気や高周波を流して毛根を破壊します。レーザー脱毛と同様に、半永久的な効果が認められています。
毛穴ごとに針を差し込むため、3つの中で最も確実性と効果が高いとされていますが、実際には光脱毛より効果が高く、レーザー脱毛より効果が低いです。
また、痛み、施術時間の長さ、費用がネックです。ニードル脱毛は毛穴に針を刺すため、皮膚トラブルや感染症リスクがあり、医療機関でしか行えませんが、エステサロンで施術しているところもあります。
同じニードル脱毛でも、美容針脱毛と絶縁針脱毛は異なり安全性や脱毛効果に差があります。
ニードル脱毛を選ぶ際は安全性を考慮し、医療機関で受けることをお勧めします。個人的な感想として、ニードル脱毛の経験者からは非常に痛いという意見が多いので覚悟を持って受けることが重要です。
メリット:高い脱毛効果、一本一本脱毛するため髭のデザインを選ぶことができる
デメリット:非常に痛みが強い、広範囲の脱毛は高額になる
上記の脱毛方法を参考に自分に合った脱毛方法を見つけましょう。
髭の形を整えたい方はニードル脱毛、短期間でツルツルを目指したい方ならレーザー脱毛、痛みに弱いが継続して通える方は光脱毛を選ぶなど、方法は様々です。
しかし、クリニックによっては麻酔クリームなどもオプションである為、医師と相談しながら選定するのがおすすめです。
まとめ

脱毛方法 | 効果 | 痛み | 費用 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
光脱毛 | 一時的 | 弱い | 安い | エステやサロンで広く利用される、家庭用脱毛器も含む |
医療レーザー脱毛 | 高い/永久的 | 強い | 高い | 医療機関でのみ施術可能、短期間で脱毛が完了する |
医療ニードル脱毛 | 高い/永久的 | 非常に強い | 高い | 一本一本脱毛するため髭のデザインが選べる、医療機関でのみ施術可能 |
脱毛クリーム | 一時的 | なし | 安い | 手軽で自宅で使用可能、永久脱毛効果はない |
いかがでしたか?脱毛クリームは注意点を守って使用すれば気軽に使用できる便利なアイテムです。しかし、永久脱毛効果を得るには、医療脱毛は必須になります。目指す目標によって手段は異なりますが、長期的にツルツル肌を目指したい方は上記の内容を参考に自分に合った脱毛法を見つけましょう。自分に合った脱毛法を見つけることで、あなたの望む理想の肌を手に入れることができます。
