「毎朝のヒゲ剃りが大変で困っている…」「剃ったヒゲがあっという間に生えてくる」など、ヒゲのお悩みを抱えている方もたくさんいることでしょう。 ヒゲを永久脱毛することで、毎朝のヒゲ剃りがほぼ不要になり、カミソリによる肌のトラブルも軽減できます。 この記事では、ヒゲの永久脱毛に関する費用や回数、後悔しない方法などを詳しく説明していきます。ヒゲの永久脱毛を考えている方や、効果が十分でないと感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
ヒゲの永久脱毛とは何か?

永久脱毛とは、脱毛治療後に再生する毛の数が治療前よりも少なくなり、その状態が長期間続く脱毛方法を指します。組織にダメージを与えて壊し、毛根を破壊することで毛が生えなくなるのがこの脱毛方法です。
生えてくる確率が20%以下であることや、脱毛治療を3回実施し、6ヶ月経過した時点で毛の量が3分の2(67%)以上減っていることが求められます。クリニックでの医療脱毛は、この基準に沿って「永久脱毛」と呼ぶことができますが、1度の医療脱毛で完全に毛が消えるわけではないため、注意が必要です。
永久脱毛の仕組み

永久脱毛のしくみは、毛の根元に熱を与えることで、毛を作る部分を壊し、毛が生えない状態にする脱毛方法です。毛の根元に熱を当てることで、毛を作る場所が破壊され、結果的に毛が生えなくなります。永久脱毛は、施術の回数や時間が必要なこともありますが、効果が長期間続くので、一度施術を受けると長い間脱毛効果が得られると言われています。
ヒゲの永久脱毛にかかる金額・回数・期間

脱毛回数は髭脱毛の方法で異なります。主な脱毛方法としては、レーザー脱毛、光脱毛、ニードル脱毛の三種類となっています。
※ここでいう期間は4週に1回を1サイクルとしています。
光脱毛
1回:5千円〜1万5000円
(自己処理が楽になる程度)回数:約10回 期間:1年4ヶ月 費用:8〜10万
(ほとんどツルツルになる)回数:約25回 期間:2年1ヶ月 費用:20〜22万
レーザー脱毛
1回:1〜2万円
(自己処理が楽になる程度)回数:約6回 期間:6ヶ月 費用:7〜9万
(ほとんどツルツルになる)回数:約13回 期間:1年1ヶ月 費用:13〜18万
ニードル脱毛
1回:2〜3万円
(自己処理が楽になる程度)回数:約6回 期間:6ヶ月 費用:15〜20万
(ほとんどツルツルになる)回数:約15回 期間:1年3ヶ月 費用:25〜35万
脱毛の種類

脱毛には、施設で実施されるものや自宅で簡単にできるものなど、さまざまな種類があります。ここでは、将来的に髭を無くしたり、減らす効果がある脱毛方法に焦点を当てて説明します。あらかじめ言っておきますが、永久脱毛を目指す場合は医療脱毛が必要です。主な脱毛方法として光脱毛、レーザー脱毛、ニードル脱毛の3つあります。それぞれの特性が異なりますので、以下の説明を参考にして自分に適した方法を選ぶと良いでしょう。
光脱毛

この脱毛方法では、メラニン色素に反応する光を肌に照射し、毛根にダメージを与えて毛が生えにくくなる仕組みです。医師の免許が不要なため、エステやサロンで広く利用されています。家庭用光脱毛器もこのカテゴリに含まれます。痛みは少ないですが、効果も弱く、実際には永久脱毛とは呼べません。そのため、深い毛根の髭脱毛には適していません。
メリット:一回ごとの費用が安い、痛みが少ない
デメリット:長期間継続する必要がある、中止すると再び毛が生えてくる
レーザー脱毛(医療用)

この方法では、メラニン色素に反応するレーザーを照射し、毛根を加熱して「毛生成に関わる細胞」を破壊します。仕組みは光脱毛とほぼ同じですが、出力が大きな違いです。光脱毛では広い波長の光を照射するのに対し、レーザー脱毛では特定の波長を集中的に照射し、深い毛根に届いて破壊します。痛みはあるものの、医療機関でしか施術できず、3つの中で最もコストパフォーマンスが高くおすすめです。
メリット:高い脱毛効果、短期間で脱毛が完了する
デメリット:痛みが強い、一回の値段が高い
ニードル脱毛

この脱毛法は、毛穴に針を差し込み、電気や高周波を流して毛根を破壊します。レーザー脱毛と同様に、半永久的な効果が認められています。
毛穴ごとに針を差し込むため、3つの中で最も確実性と効果が高いとされていますが、実際には光脱毛より効果が高く、レーザー脱毛より効果が低いです。
また、痛み、施術時間の長さ、費用がネックです。ニードル脱毛は毛穴に針を刺すため、皮膚トラブルや感染症リスクがあり、医療機関でしか行えませんが、エステサロンで施術しているところもあります。
同じニードル脱毛でも、美容針脱毛と絶縁針脱毛は異なり安全性や脱毛効果に差があります。ニードル脱毛を選ぶ際は安全性を考慮し、医療機関で受けることをお勧めします。
メリット:高い脱毛効果、一本一本脱毛するため髭のデザインを選ぶことができる
デメリット:非常に痛みが強い、広範囲の脱毛は高額になる
上記の脱毛方法を参考に自分に合った脱毛方法を見つけましょう。髭の形を整えたい方はニードル脱毛、短期間でツルツルを目指したい方ならレーザー脱毛、痛みに弱いが継続して通える方は光脱毛を選ぶなど、方法は様々です。しかし、クリニックによっては麻酔クリームなどもオプションである為、医師と相談しながら選定するのがおすすめです。
ヒゲを永久脱毛できるのは医療脱毛だけ

脱毛方法には、「家庭用脱毛器」や「美容脱毛」などもありますが、永久脱毛を行う場合はは医療脱毛を選びましょう。自分の目的に合った脱毛方法を選ぶことが重要になります。
脱毛方法 | 家庭用脱毛器 | 美容脱毛 | 医療脱毛 |
---|---|---|---|
施術できる場所 | どこでも可能 | サロン | クリニック |
永久脱毛 | × | × | ○ |
痛み | 弱い | 弱い〜中程度 | 強い |
麻酔 | なし | なし | あり |
ヒゲ脱毛のメリット
コンプレックスから解放される

毛深さがコンプレックスに感じている男性は少なくありません。特に、顔のヒゲが多いと、清潔感に欠ける印象を与えかねません。
ですが、脱毛を行うことで、濃くて太い不潔とされる無駄毛とおさらばできます。毛深さに悩む方は、脱毛によって自分に自信を持つことができるでしょう。
お金、時間を節約できる

脱毛を行うことで、時間だけでなく経済的な節約効果も得られます。脱毛を始める際には初期費用がかかりますが、長期的に見るとコストパフォーマンスが良いと言えます。
ヒゲや全身の無駄毛処理には、カミソリ・シェービングクリーム・保湿剤など、毎月平均で約2,000円の費用が発生します。肌トラブルやニキビが重い場合、さらに高いコストがかかっている方もいるでしょう。
「脱毛は高い」というイメージを持つ男性も多いですが、一生のうちで見ると節約になります。
もし、脱毛せず20歳から自己処理だけしていたとしましょう。
・20歳から50年間続ける自己処理の場合 2,000円×12ヶ月×50年=1,200,000円
種類にもよりますが、下記の一般的な髭脱毛の相場を参考にした場合、
- 光脱毛
- 1回:5千円〜1万5000円
(自己処理が楽になる程度)回数:約10回 費用:8〜10万
(ほとんどツルツルになる)回数:約25回 費用:20〜22万 - レーザー脱毛
- 1回:1〜2万円
(自己処理が楽になる程度)回数:約6回 費用:7〜9万
(ほとんどツルツルになる)回数:約13回 費用:13〜18万 - ニードル脱毛
- 1回:2〜3万円
(自己処理が楽になる程度)回数:約6回 費用:15〜20万
(ほとんどツルツルになる)回数:約15回 費用:25〜35万
大体40万ほどで自己処理の費用を大幅に抑えることができます。
このように、ヒゲ脱毛は長期的に見れば決して高額ではありません。一度永久脱毛を行えば、自己処理にかかる費用は不要になります。
また、時間の面でも仮に1日の髭剃りが5分かかるとしましょう。もし、髭脱毛をせず自己処理を続けていると、単純計算で一生のうち約1200時間も髭剃りに費やすことになります。3分で済ませる事が可能であったとしても、約730時間とかなりの時間です。以上のことから、脱毛は金銭的や時短の面でもメリットがあると言えます。
肌トラブルを抑えられる

カミソリやシェーバーを使った自己処理を続けると、カミソリ負けや乾燥による肌の悩みが生じることがあります。現在流行している除毛クリームも、薬剤が原因で肌荒れを引き起こすことが多く、敏感肌の方には適していません。
ただし、脱毛を行えば自己処理が不要となり、肌トラブルの悩みから解放されます。
医療脱毛では、医療専門家が肌の状態をチェックしながら施術を行うため、肌トラブルも防げます。
・短期間で脱毛を完了させたい
・肌トラブルを解決したい
・永久脱毛で自己処理の手間を省きたい
このような方は、医療脱毛の無料カウンセリングを受けてみることをお勧めします。
清潔感が向上し、好感度もアップ

ヒゲを脱毛することで、清潔感が増し、周囲からの好感度もアップも期待できます。
近年の傾向として、毛深い男性に対して不快感を感じる女性が増えています。そのため、ヒゲ脱毛を行い、余分な毛を減らすことで、不潔な印象が薄れ、女性をはじめ友人や同僚などからの好感度上昇も期待できるでしょう。自己処理のようにチクチク感がなく、美しい仕上がりが得られるのも魅力です。
ツルツルの肌に抵抗がある方は、毛量を減らすだけの脱毛も可能なため、身だしなみとして脱毛を行う男性が増えています。ニードル脱毛は一本一本施術するため、自分好みの髭デザインにすることも可能です。脱毛方法を知ることで、あなたに合った脱毛を行うことができるでしょう。
メンズ脱毛のデメリットとは?

ヒゲ脱毛におけるデメリットは以下の4つです。
- 脱毛費がかかる
- 痛みを伴う
- 脱毛処理が完了した毛は生えてこない
- 脱毛後はスキンケアが必須
ヒゲ脱毛にはメリットと同様にデメリットも存在しますが、事前に知っておくことで解決できます。
デメリットを理解すれば、脱毛に関して後悔することは避けられるでしょう。
それでは、順次説明していきます。
脱毛費がかかる

医療脱毛も脱毛サロンも、脱毛施術を受ける際には費用がかかります。
特に、脱毛サロンは脱毛効果が限定的なため、継続的に通わなければいけませ。初期費用は低いかもしれませんが、追加費用が高くなるため、医療脱毛に比べて高額になるケースが大半です。
また、脱毛サロンでは永久脱毛効果は薄く、一旦やめると再び毛が生えてくる可能性があります。
痛みを伴う

実際の痛みについては、レーザー脱毛、光脱毛、ニードル脱毛で程度は異なりますが、レーザー脱毛で感じられる痛みは「ゴムで皮膚を弾かれる感覚」と表現されることが多いです。
実際のところ私も体験しましたがこの表現はかなり忠実に再現されています。
ニードル脱毛は、針を刺す際に電気のビリビリする感覚が加わり、身体が反射して固まるほど痛みを感じます。光脱毛は痛みが弱いとされていますが、ヒゲへの照射は痛いです。
不安をあおるような表現になってしまいましたが、ご安心ください。レーザー脱毛の場合、照射時間はおおよそ5分から10分であり、ヒゲ脱毛を続け髭が薄くなるにつれ痛みは徐々に軽減されます。
また、医療機関によっては、麻酔のオプションが用意されています。痛みに耐えられない場合、麻酔クリームや笑気麻酔で痛みを緩和できます。カウンセリングで相談すれば、試し照射を行ってくれるクリニックもありますので、痛みや照射後の赤みを事前に確認できます。
脱毛処理が完了した毛は生えてこない

脱毛サロンではなく、医療脱毛を継続的におこなった場合、毛根を破壊する施術のため処置が完了した箇所からは毛は生えてきません。これは、後々に毛を生やしたいと思ったとしても解決は難しいです。
もし、デザインして毛を残したい場合は、ニードル脱毛で脱毛箇所を調整するのも良いでしょう。自身のプランや悩みに応じて医師とカウンセリングを行い脱毛法を検討することをおすすめします。
脱毛後はスキンケアが必須

脱毛期間中は肌が乾燥しやすいため、化粧水やクリームを使った保湿ケアが重要です。
乾燥が続くと、肌トラブルのリスクが増えたり、脱毛がうまくいかない可能性があります。
脱毛後はしっかり保湿し、肌のケアに努めましょう。
まとめ

いかがでしたか?この記事では、ヒゲの永久脱毛について、費用や回数、効果的な方法などを解説しました。ヒゲ脱毛をすることによって毎朝のヒゲ剃りが不要になり、肌トラブルも軽減することができるでしょう。
永久脱毛を目標にしている場合は、脱毛施設はサロンよりもクリニックがおすすめです。
自分に合った方法がわからない場合は、クリニックでカウンセリングを行い、目標に応じた方法を医師や看護師と検討しましょう。
適切な手段、クリニックを見つけ、あなたの望む理想の肌を手に入れるきっかけになれば幸いです。
