髭脱毛を決心したけど、何回通えばツルツルになるの?何回目から効果は現れるの?少し薄くなる程度はどのくらい?など、疑問に思っている方も多いのではないのでしょうか。今回は、髭脱毛の回数や効果的な方法について詳しく解説していきます。
Contents
ヒゲの脱毛で必要な回数と効果とは?

ヒゲ脱毛の必要回数は、脱毛方法やヒゲの密集度によって変わります。
もみあげ、頬、あご下、首の部分はヒゲがそれほど密集しておらず、薄い部分です。一方で、鼻の下、口の下、あごの部分はヒゲが密集しており、脱毛の効果が出にくい部分だと言われています。
次の3つの方法で、それぞれの目安回数を説明します。
- レーザー脱毛(医療用)
- ニードル脱毛
- 光脱毛
レーザー脱毛(医療用)の回数
レーザー脱毛(医療) | 薄い部分 | 濃い部分 |
---|---|---|
やや薄くなってくる程度 | 3回 | 5回 |
自己処理が楽になる程度 | 5回 | 10回 |
ほとんどツルツルになる程度 | 8回 | 15回 |
レーザー脱毛(医療用)によるヒゲ脱毛では、目安として3~8回の施術が必要になることが一般的です。
顔全体をツルツルに脱毛したい場合、おおよそ15回ほどの施術が要求されます。
一方で、手間を減らして適度に薄くするだけで満足な場合は、鼻下など濃い部分も含めて、3~5回程度の施術で脱毛効果を感じられるでしょう。
レーザー脱毛の仕組み

レーザー脱毛は、メラニン色素に反応するレーザーを照射し、毛根を加熱して「毛生成に関わる細胞」を破壊します。光脱毛では広い波長の光を照射するのに対し、レーザー脱毛では特定の波長を集中的に照射し、深い毛根に届いて破壊します。痛みはあるものの、医療機関でしか施術できず、3つの中で最もコストパフォーマンスが高くおすすめです。
メリット:高い脱毛効果、短期間で脱毛が完了する
デメリット:痛みが強い、一回の値段が高い
ニードル脱毛の回数
ニードル脱毛 | 薄い部分 | 濃い部分 |
---|---|---|
やや薄くなってくる程度 | 3回 | 5回 |
自己処理が楽になる程度 | 5回 | 10回 |
ほとんどツルツルになる程度 | 8回 | 15回 |
ニードル脱毛によるヒゲ脱毛の場合も、おおよそ3~8回が目安となります。
必要な回数は医療レーザー脱毛とほとんど変わらないものの、ニードル脱毛では白髪、うぶ毛も対象として脱毛することができます。
ツルツルの肌を目指すなら、8~15回程度の施術が必要でしょう。一方で、お手入れが楽になることを目指す場合は、おおよそ5回の施術が求められます。
ニードル脱毛の仕組み

この脱毛法は、毛穴に針を差し込み、電気や高周波を流して毛根を破壊します。レーザー脱毛と同様に、半永久的な効果が認められています。
毛穴ごとに針を差し込むため、3つの中で最も確実性と効果が高いとされています。
また、痛み、施術時間の長さ、費用がネックです。ニードル脱毛は毛穴に針を刺すため、皮膚トラブルや感染症リスクがあり、医療機関でしか行えませんが、エステサロンで施術しているところもあります。
同じニードル脱毛でも、美容針脱毛と絶縁針脱毛は異なり安全性や脱毛効果に差があります。ニードル脱毛を選ぶ際は安全性を考慮し、医療機関で受けることをお勧めします。
メリット:高い脱毛効果、一本一本脱毛するため髭のデザインを選ぶことができる
デメリット:非常に痛みが強い、広範囲の脱毛は高額になる
光脱毛の回数
光脱毛 | 薄い部分 | 濃い部分 |
---|---|---|
やや薄くなってくる程度 | 8回 | 15回 |
自己処理が楽になる程度 | 10回 | 15回 |
ほとんどツルツルになる程度 | 15回 | 20回 |
エステサロンなどで実施される光脱毛の場合、完了までに約8~15回程度を想定しておいた方が良いでしょう。光脱毛は医療脱毛とは違い、永久脱毛の効果は期待できません。その代わり、毛量の減少や抑制が目的となり、施術完了までの回数が多くなる傾向があります。
顔全体をツルツルに仕上げたい場合の目安は、おおよそ20回程度です。一方で、手間を軽減する程度の脱毛を希望する場合でも、約15回程度の施術が必要になるでしょう。
光脱毛の仕組み

光脱毛は、メラニン色素に反応する光を肌に照射し、毛根にダメージを与えて毛が生えにくくなる仕組みです。医師の免許が不要なため、エステやサロンで広く利用されています。家庭用光脱毛器もこのカテゴリに含まれます。痛みは少ないですが、効果も弱く、実際には永久脱毛とは呼べません。そのため、深い毛根の髭脱毛には適していません。
メリット:一回ごとの費用が安い、痛みが少ない
デメリット:長期間継続する必要がある、中止すると再び毛が生えてくる
ヒゲの医療脱毛の最適な頻度は?

ヒゲ脱毛の施術間隔の目安は、約1.5~2ヶ月に1回程度となります。これは、ヒゲの毛の成長周期に合わせて脱毛を行うためです。
毛の成長周期には、成長期・退行期・休止期の3つの段階があります。この中で、脱毛効果が高いのは成長期の毛であり、特に成長後期の毛が最も適しています。
施術の間隔が短すぎると効果を十分に感じられないことがあるため、毛の成長周期に応じて適切な施術を行いましょう。
髭脱毛は一回でどのくらい減るのか?

上述した通り、脱毛が効果的なのは、「成長期」の毛だけです。退行期や休止期の毛は、たとえ強力なレーザーを当てても、脱毛効果はほとんどありません。
これは、脱毛機が毛根の色素(メラニン)に反応するからです。成長期の毛は、毛根のメラニン色素が濃いのですが、退行期や休止期の毛は、色素が薄くなっています。脱毛機は濃いメラニン色素には効果があるものの、薄いメラニン色素には効果がないため、脱毛効果が得られません。
成長期の毛は全体の約20%だけであるため、1回の脱毛で20%の効果が得られると言われています。
ヒゲ脱毛のメリット

ヒゲ脱毛のメリットは以下の4つが挙げられます。
- コンプレックスから解放される
- お金、時間を節約できる
- 肌トラブルを抑えられる
- 清潔感が向上し、好感度もアップ
脱毛にはそれなりに費用がかかりますが、それ以上に大きな利点がたくさんあります。現代では、身だしなみや自己投資として脱毛を選ぶ男性が増えており世間的にも男性の脱毛は珍しくはありません。
ここでは、ヒゲ脱毛それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
コンプレックスから解放される

毛深さがコンプレックスに感じている男性は少なくありません。特に、顔のヒゲや腕毛・すね毛など、他人に目立つ部分の無駄毛が多いと、清潔感に欠ける印象を与えかねません。
ですが、脱毛を行うことで、濃くて太い不潔とされる無駄毛とおさらばできます。毛深さに悩む方は、脱毛によって自分に自信を持つことができるでしょう。
お金、時間を節約できる

脱毛を行うことで、時間だけでなく経済的な節約効果も得られます。これは脱毛を始める年齢が早ければ早いほどお得です。脱毛を始める際には初期費用がかかりますが、長期的に見るとコストパフォーマンスが良いと言えます。
ヒゲや全身の無駄毛処理には、カミソリ・シェービングクリーム・保湿剤など、毎月平均で約2,000円程度の費用が発生します。肌トラブルやニキビが重い場合、さらに高いコストがかかっている方もいるでしょう。
「脱毛は高い」というイメージを持つ男性も多いですが、一生のうちで見ると節約になります。
もし、脱毛せず20歳から自己処理だけしていたとしましょう。
・20歳から50年間続ける自己処理の場合 2,000円×12ヶ月×50年=1,200,000円
種類にもよりますが、下記の一般的なヒゲ脱毛の相場を参考にした場合、
脱毛種類 | 1回あたりの費用 | 自己処理が楽になる程度 | ほとんどツルツルになる |
---|---|---|---|
光脱毛 | 5,000円〜15,000円 | 約10回 / 80,000〜100,000円 | 約25回 / 200,000〜220,000円 |
レーザー脱毛 | 10,000円〜20,000円 | 約6回 / 70,000〜90,000円 | 約13回 / 130,000〜180,000円 |
ニードル脱毛 | 20,000円〜30,000円 | 約6回 / 150,000〜200,000円 | 約15回 / 250,000〜350,000円 |
大体40万ほどで将来の自己処理の費用を大幅に抑えることができます。
このように、ヒゲ脱毛は長期的に見れば決して高額ではありません。一度永久脱毛を行えば、自己処理にかかる費用は不要になります。
また、時間の面でも仮に1日の髭剃りが5分かかるとしましょう。もし、髭脱毛をせず自己処理を続けていると、単純計算で一生のうち約1200時間も髭剃りに費やすことになります。3分で済ませる事が可能であったとしても、約730時間とかなりの時間です。以上のことから、脱毛は金銭的や時短の面でもメリットがあると言えます。
肌トラブルを抑えられる

カミソリやシェーバーを使った自己処理を続けると、カミソリ負けや乾燥による肌の悩みが生じることがあります。現在流行している除毛クリームも、薬剤が原因で肌荒れを引き起こすことが多く、敏感肌の方には適していません。
ただし、脱毛を行えば自己処理が不要となり、肌トラブルの悩みから解放されます。
医療脱毛では、医療専門家が肌の状態をチェックしながら施術を行うため、肌トラブルも防げます。
・短期間で脱毛を完了させたい
・肌トラブルを解決したい
・永久脱毛で自己処理の手間を省きたい
このような方は、医療脱毛の無料カウンセリングを受けてみることをお勧めします。
清潔感が向上し、好感度もアップ

ヒゲや不要な毛を脱毛することで、清潔感が増し、周囲からの好感度もアップも期待できます。
近年の傾向として、ヒゲや脇毛・すね毛などの余分な毛に対して不快感を感じる女性が増えています。そのため、ヒゲ脱毛や全身脱毛を行い、余分な毛を減らすことで、不潔な印象が薄れ、女性をはじめ友人や同僚などからの好感度上昇も期待できるでしょう。
自己処理のようにチクチク感がなく、美しい仕上がりが得られるのも魅力です。
ツルツルの肌に抵抗がある方は、毛量を減らすだけの脱毛も可能なため、身だしなみとして脱毛を行う男性が増えています。ニードル脱毛は一本一本施術するため、自分好みの髭デザインにすることも可能です。脱毛方法を知ることで、あなたに合った脱毛を行うことができるでしょう。
ヒゲ脱毛のデメリット

ヒゲ脱毛におけるデメリットは以下の4つです。
- 脱毛費がかかる
- 痛みを伴う
- 脱毛処理が完了した毛は生えてこない
- 脱毛後はスキンケアが必須
ヒゲ脱毛にはメリットと同様にデメリットも存在しますが、事前に知っておくことで解決できます。
デメリットを理解すれば、脱毛に関して後悔することは避けられるでしょう。
それでは、順次説明していきます。
脱毛費がかかる

医療脱毛もエステ脱毛も、脱毛施術を受ける際には費用がかかります。
特に、エステ脱毛は脱毛効果が限定的なため、継続的に通わなければいけませ。初期費用は低いかもしれませんが、追加費用が高くなるため、医療脱毛に比べて高額になるケースが大半です。
また、エステ脱毛では永久脱毛効果は薄く、一旦やめると再び毛が生えてくる可能性があります。
痛みを伴う

実際の痛みについては、レーザー脱毛、光脱毛、ニードル脱毛で程度は異なりますが、レーザー脱毛で感じられる痛みは「ゴムで皮膚を弾かれる感覚」と表現されることが多いです。
実際のところ私も体験しましたがこの表現はかなり忠実に再現されています。
ニードル脱毛は、針を刺す際に電気のビリビリする感覚が加わり、身体が反射して固まるほど痛みを感じます。光脱毛は痛みが弱いとされていますが、ヒゲへの照射は痛いです。
不安をあおるような表現になってしまいましたが、ご安心ください。レーザー脱毛の場合、照射時間はおおよそ5分から10分であり、ヒゲ脱毛を続け髭が薄くなるにつれ痛みは徐々に軽減されます。
また、医療機関によっては、麻酔のオプションが用意されています。痛みに耐えられない場合、麻酔クリームや笑気麻酔で痛みを緩和できます。カウンセリングで相談すれば、試し照射を行ってくれるクリニックもありますので、痛みや照射後の赤みを事前に確認できます。
脱毛処理が完了した毛は生えてこない

エステ脱毛ではなく、医療脱毛を継続的におこなった場合、毛根を破壊する施術のため処置が完了した箇所からは毛は生えてきません。これは、後々に毛を生やしたいと思ったとしても解決は難しいです。
もし、デザインして毛を残したい場合は、ニードル脱毛で脱毛箇所を調整するのも良いでしょう。自身のプランや悩みに応じて医師とカウンセリングを行い脱毛法を検討することをおすすめします。
脱毛後はスキンケアが必須

脱毛期間中は肌が乾燥しやすいため、化粧水やクリームを使った保湿ケアが重要です。
乾燥が続くと、肌トラブルのリスクが増えたり、脱毛がうまくいかない可能性があります。
脱毛後はしっかり保湿し、肌のケアに努めましょう。
永久脱毛後、どの程度の毛が生える?

永久脱毛が完了しても、時折、薄い毛が生えることがあります
脱毛期間中に肌表面に現れなかった成長が止まった毛や、レーザーが届かなかった部分から生えてくる毛が原因となり、永久脱毛後に薄い毛が生えてくる場合があります。
永久脱毛前のように、濃くて多くの毛が普通の速さで生えてくることはありません。しかし、密集した毛が生えてくる場合、照射が漏れた可能性があるため、施術を受けた病院やクリニックに相談し、アフターケアを受けましょう。
また、産毛のような細い毛など、あまり気にならない程度の毛が生えることもあります。この場合は、肌に負担をかけないように自己処理を行うか、さらに病院やクリニックでの施術を続けることも考慮すると良いでしょう。
クリニックの選び方

【メンズ医療脱毛】メディカルエピレーションクリニックより画像引用
脱毛を行うにあたり、どのような場所で受けるべきでしょうか?目指す肌によって施設は異なりますが「ヒゲを薄くしたい」「完全に無くしたい」という、どちらのニーズにも応えることができるのは医療脱毛になります。
エステサロンではなく医療機関であること、費用が手頃であること、通いやすい立地にあることが重要です。
オススメはエステサロンよりも医療施設!!

【メンズ医療脱毛】メディカルエピレーションクリニックより画像引用
結論から申し上げますと、エステサロンは医療機関ではないため毛根を破壊するレーザー脱毛やニードル脱毛は実施できません。私自身、エステ店で光脱毛を試したことがありますが、一時的な髭の減少後、やがて元の状態に戻ってしまい結局クリニックへ通うことになりました。私の経験から無駄な時間とお金の浪費を避けるため、皆さんには最初からクリニックを選ぶことをおすすめします。
費用がお手頃、無期限コースがあること

レーザー脱毛は自由診療のため、クリニックが価格を自由に設定できます。しかし、高い料金だからと言って効果が高いことを意味するわけではなく、同じ機器を使っている場合、効果の違いはほとんどありません。
ヒゲ脱毛には何度も通う必要があるため、できるだけ費用が手頃なクリニックで脱毛を受けることをおすすめします。レーザー脱毛では、5回から6回のプランを提供しているクリニックが多いです。予算を制限できる点やコスパの面から、無期限コースがあるクリニックを選ぶことをお勧めします。
ただし、完全脱毛を求めず、青ひげを多少改善できれば十分だという方や、忙しくて期間制限のある無制限コースで十分な回数を通えないという方は、回数制限のあるプランで通う方が費用を抑えられるでしょう。
通院しやすい場所であること

ヒゲ脱毛は何度も通う必要があることは皆さんもご存知でしょう。そのため、通いやすさはクリニック選びの重要な要素となります。脱毛のためにお金を投じても、通いづらい場所だと足が遠のいてしまい、損をすることになりかねません。
また、近所にクリニックがあれば、皮膚トラブルが発生した際にすぐに再診を受けられるメリットもあります。そのため、近くにあるクリニックを選ぶことが望ましいでしょう。さらに、クリニックの休診日や診療時間も通いやすさに関係してくるため事前に確認しておきましょう。
まとめ

ヒゲ脱毛には、医療レーザー脱毛、ニードル脱毛、光脱毛の3つの方法があります。それぞれの方法には特徴や効果、デメリットが異なります。
医療レーザー脱毛は、高い脱毛効果が期待でき、短期間で脱毛が完了することがメリットですが、痛みが強いというデメリットがあります。目安として3~8回の施術が必要で、顔全体をツルツルにする場合は約15回程度の施術が必要です。
ニードル脱毛は、高い脱毛効果があり、ヒゲのデザインを選ぶことができるのがメリットですが、非常に痛みが強く、広範囲の脱毛には時間がかかるデメリットがあります。目安として3~8回の施術が必要で、顔全体をツルツルにする場合は約15回程度の施術が必要です。
光脱毛は、一回ごとの費用が安く、痛みが少ないことがメリットですが、長期間継続する必要があり、中止すると再び毛が生えてくるデメリットがあります。脱毛効果が現れるまでには約8~15回の施術が必要で、顔全体をツルツルにする場合は約20回程度の施術が必要です。
ヒゲ脱毛の施術間隔は、毛の成長周期に合わせて約1.5~2ヶ月に1回程度が適切です。成長期の毛に対して効果的な脱毛を行うため、適切な施術間隔を守ることが重要になります。
ヒゲ脱毛を選ぶ際は、自分のニーズや予算、痛みの耐性などを考慮して、最適な方法を選択しましょう。